窓から亀裂が入った鉄筋コンクリート造の壁

施工の概要

三重県伊勢市河崎の築40年の鉄筋コンクリート造(RC造)住宅における雨漏り修理事例です。躯体に入った大きな亀裂を伝って雨水が浸入し、内部の窓サッシ周りから雨漏りが発生していました。亀裂部分を清掃後、壁の柄に合わせてコーキング材を施工し、美観を損なわずに防水性を回復させました。

施工前と施工後の様子

雨漏りの原因となっていた外壁の亀裂と、修繕後の様子をご紹介します。

コーキングの跡がありながらも再び亀裂が伸びたRC造の壁
【施工前】大きな亀裂が入った壁

大きな亀裂が入った壁です。過去にもコーキングで補修した後が見られますが、躯体の動きによって亀裂が伸び、再び雨漏りの原因となっていました。

清掃後に壁の柄に合わせてコーキングを塗り重ねる作業の様子
【施工後】壁の柄に合わせてコーキングを塗り重ねる

亀裂部分を清掃・乾燥させ、新たにコーキングを丁寧に施工し直します。元の壁の柄を損なわないよう、コーキングを塗り重ねて仕上げました。

コーキング補修が完了し、目立たなくなった外壁の亀裂
【施工後】美観を損なわないように施工

カメラのフラッシュで施工箇所がわずかに目立ちますが、日中の自然光の下では壁の柄に馴染んで、修繕跡が目立たないように仕上げられています。

お客様の声

いつもお世話になります。伊勢営繕工務店さんとは長い付き合いになりますが、いつも安心してお任せできます。迅速に対応していただき、雨漏りの心配がなくなりました。

よくあるご質問(Q&A)

Q. RC造の壁にひび割れ(亀裂)が入るのはなぜですか?
A. コンクリートは乾燥収縮や温度変化による膨張収縮、建物の微細な振動などにより、必ずひび割れが発生します。軽微なひび割れは問題ありませんが、幅0.3mm以上の大きな亀裂は雨水の浸入経路となり、内部の鉄筋を錆びさせる原因となるため、補修が必要です。
Q. コーキング(シーリング)補修はどれくらい持ちますか?
A. 使用するコーキング材の種類や施工環境によりますが、一般的に5年~10年程度です。補修箇所に負荷がかかり続けると、寿命より早くひび割れたり剥がれたりすることがあります。定期的な点検をおすすめします。
Q. 亀裂をコーキングで塞ぐだけで雨漏りは止まりますか?
A. 今回の事例のように、雨水の浸入経路が明確な大きな亀裂であれば、亀裂を弾力性のあるコーキングで埋めることで雨漏りは止まります。しかし、浸入経路が複雑な場合や、建物全体の防水性が低下している場合は、外壁の全面塗装など他の補修が必要になることがあります。

担当者より

N様、いつも弊社をご贔屓にしていただき、誠にありがとうございます。RC造の建物は、コンクリートの乾燥収縮などにより亀裂が発生し、そこから雨漏りにつながることがあります。今回は、亀裂への水の浸入を完全に止めるとともに、外壁の美観も維持できるよう丁寧に施工いたしました。今後とも建物のことでご心配な点があれば、お気軽にご連絡ください。