錆で穴だらけになったトタン屋根

施工の概要

三重県伊勢市中村町にお住まいの住宅にて、経年劣化により穴が開いてしまったトタン屋根の修理を行いました。既存の浮いた塗装や錆を丁寧に除去した後、腐食箇所をコーキングで補修し、耐久性を高めるための防水塗装を施しました。

施工前と施工後の様子

紫外線や雨水の影響で塗装が劣化し、錆びて穴が開いてしまったトタン屋根の施工前の状態です。放置すると雨漏りの原因となるため、早急な修理が必要でした。

紫外線と雨水で塗装が剥がれ錆びたトタン屋根
【施工前】紫外線と雨水で塗装が剥がれ錆びたトタン屋根

昔の塗装は現在ほど紫外線や熱に強くありません。強い紫外線と熱で塗装が浮きあがり、そこに雨水が入って錆び始めます。塗装が浮き上がったところは雨水が溜まり、更に錆びやすい状況を作ります。特にトタン屋根は錆びやすく、腐食しやすい材質なので、定期的なメンテナンスが必要です。

腐食が進み穴が開いてしまったトタン屋根
【作業中】腐食が進み穴が開いてしまったトタン屋根

まずはトタン屋根の浮いた塗装と錆を落とします。塗装を落とすと、見えなかった腐食の穴も確認できます。こびりついた錆はサンドペーパーなどでしっかり落とし、塗装の跡はできるだけ平らにしておきます。腐食で空いた穴は、変成コーキングで埋めます。変成コーキングは塗料を弾かないので、その後に塗る防水塗料も問題ありません。

錆を落とし、コーキング補修と防水塗装で綺麗になったトタン屋根
【施工後】錆を落とし、コーキング補修と防水塗装で綺麗になったトタン屋根

多少の凹凸はありますが、美しく仕上がりました。極端な凹凸があると、そこに雨が滞在して塗装を痛めます。塗装が浮いた屋根は、特に最初の清掃処理が重要です。塗料ののりも良く、変成コーキングの跡も目立ちません。防水塗装完了後は、10年ぐらいでメンテナンスを推奨いたします。

お客様の声

長年放置していたトタン屋根の錆と穴が酷くなり、雨漏りが心配で依頼しました。丁寧に錆を落としてコーキングで補修していただき、さらに防水塗装までしていただいたおかげで、見違えるほど綺麗になりました。これで安心して雨の日を迎えられます。本当にありがとうございました。

よくあるご質問(Q&A)

Q. トタン屋根に穴が開いたらどうすれば良いですか?
A. トタン屋根の穴は雨漏りに直結します。早急に専門業者に依頼し、穴埋め(コーキングなど)と再塗装を行う必要があります。腐食が広範囲の場合は、重ね葺き(カバー工法)や葺き替えを検討します。
Q. トタン屋根のメンテナンスの目安期間はどれくらいですか?
A. トタン屋根は錆びやすいため、一般的に5年~10年ごとの再塗装が推奨されます。定期的に塗装をすることで、屋根材の寿命を延ばし、大規模な修理費用を抑えることができます。
Q. 腐食したトタン屋根を修理する際、なぜ錆落としが重要なのですか?
A. 塗装が剥がれたり浮いたりした部分に新しい塗料を塗っても、すぐに剥がれてしまいます。塗料の密着性を高め、耐久性のある防水層を作るために、錆や古い塗膜をしっかり除去する下地処理(ケレン作業)が最も重要になります。

担当者より

この度は、三重県伊勢市中村町にお住まいのO様邸のトタン屋根修理のご依頼、誠にありがとうございました。トタン屋根は比較的安価な屋根材ですが、錆びやすく、放置すると腐食が進んで雨漏りの原因となります。今回の修理では、丁寧に錆を除去し、コーキングで穴を埋めた後、防水塗料でしっかりと保護いたしました。定期的なメンテナンスを行うことで、トタン屋根の寿命を延ばし、建物を長く守ることができます。気になる箇所がありましたら、お気軽にご相談ください。