南伊勢町の築150年古民家のシロアリ被害を修復した床下

施工の概要

南伊勢町で築150年の木造住宅の床下を修理した事例をご紹介します。 シロアリ被害が深刻な状況でしたが、床の張り替えと構造補強、防虫・防腐処理を行い、安全に生まれ変わりました。

施工前と施工後の様子

シロアリ被害の状況と、修理後の安全な床の様子を写真でご紹介します。

施工前の床下の様子(南伊勢町・木造住宅)
【施工前】床が抜けそうな状態でした

築100年超の古材と50年の増築部が混在する移築住宅。床は著しく損傷しており、緊急修理が必要な状況でした。お孫さんの帰省に間に合わせるため即日施工となりました。

シロアリ被害で劣化した床材
【施工前】シロアリによる深刻な被害

防虫・防腐処理がなされておらず、接合部や柔らかい木材がシロアリに食われていました。大引きの湾曲や床束不足も確認され、床の強度が著しく低下していました。

床の修理途中の様子
構造材の全面交換と補強

再利用可能な木材はほとんどなく、新材で大引き・根太を現場加工して施工。束石・床束を追加して床全体を補強。建物の歪みに対応しつつ、水平と段差のバランスを調整しました。

施工完了後の床の様子
【施工後】1日で修理完了(構造補強と床組み)

当日中に床の修理を完了。重たいタンスを置く予定の箇所は根太を増やして補強しました。施工は職人1名で約7時間で対応。畳の仕上げは専門業者に引き継ぎます。

お客様の声

今にも床が抜けそうで、足を踏み入れるのが怖かったのですが、年末に孫が遊びに来ることになり、急遽修理をお願いしました。
当日中に作業を終えていただき、タンスを置く場所の補強もしてもらえて大変助かりました。
他の部屋も傷みがあるので、また相談させてください。

よくあるご質問(Q&A)

Q. シロアリ被害の修理にかかる期間はどのくらいですか?
A. 本事例のように被害範囲が限定的で緊急性が高い場合は、1日で構造補強と床組みまで完了可能です。広範囲な被害や、床下の土間工事が必要な場合は、数日~数週間かかる場合があります。現地調査後、緊急性に応じて最適な工期をご提案いたします。
Q. シロアリ対策として、どのような処理を行いますか?
A. 劣化した木材を交換する際に、新しい構造材に防虫・防腐処理を施します。また、ご要望に応じて、床下の土壌にも薬剤散布を行い、シロアリの再発リスクを徹底的に抑えます。特に古民家は床下の通気性が課題となるため、徹底した対策が必要です。
Q. 床の緊急修理は、どれくらいの期間で対応可能ですか?
A. 弊社は地域密着型の工務店として、緊急性の高いご依頼には可能な限り迅速に対応いたします。今回の事例のように、即日または翌日の施工が可能な場合もありますので、まずは被害状況をお電話でお伝えください。

担当者より

ご依頼ありがとうございました。お孫さんの帰省に間に合い、私たちも安心いたしました。
築150年という歴史ある木造住宅で、修理には熟練の判断が求められました。
まだ修繕が必要な箇所もありますので、今後もお気軽にご相談ください。